Eden's Fake

 気付いたのはごく最近。
 ここにあってはならない気配を、彼女は感じた。

「……、どういうことだ……?」

 繋がっている。
 ここ、と、それ、が。
 元天使である彼女がここへ来たとき、それは繋がっていなかった。
 現役の天使である彼がここへ来たときも、それは繋がっていなかった。

 ごく、最近。

 最近ここへ来た天使がいなかったか、彼女は考えた。

「……まさか」

 いた。
 しかも、それに、最も関わりの深い、天使。

「……クソ神はこちらと繋がったことにすら気付いてすらいない、か。
 ちゃんと管理していろ役立たずめ」

 彼女は遙か昔信じていた神へ向かって暴言を並べ立てたあと、溜息を吐いた。

擬似エデンの園(セカンド・エデン)なんて、とうの昔に消え失せたと思っていたんだけどな……」

 彼女は天使だった頃、一度だけそこ――擬似エデンの園(セカンド・エデン)に迷い込んだことがあった。
 迷い込んだこと自体は事故。
 しかし、そこで見た光景は、凄惨。
 そうとしか、表現出来なかった。
 すぐに連れ戻されたためにそこにいた天使は遠目でしか見れなかったが、その天使から感じたのは、悲しみだった。
 連れ戻される直前、蒼い四枚の翼が羽搏いたのを覚えている。
 不覚にも、私はその後、涙した。
 (余談だが、連れ戻してくれた天使に大慌てで慰められたのも覚えている。)


 らしくないとは思いながらも、天界から追放された今、私に出来ることはただ、あの天使の幸せを願うことだけだった。
708氏の擬似エデンの園に萌えて。
いやさちこさん実はケィルムさんのことこっそり見たことはあるんじゃないかと妄想しましてはいすいません調子に乗りましt
一途な女の子が好きです。ケィルムさんもえ。
UP:06/05/15
加筆修正:06/07/02